くるみ割り人形

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大阪バレエアカデミー研究生発表会も、今年で60回目を迎えます。

 

そんな記念すべき今年の発表会では、「くるみ割り人形」を上演します。

 

今日は、「くるみ割り人形」について少しお話させてもらいます。

 

クリスマスの時期になると、ヨーロッパ中の劇場で上演される「くるみ割り人形」。チャイコフスキーの三大バレエ曲と言われ、クリスマスイブのパーティを舞台とし、美しい旋律に乗せて、可憐なバレリーナたちが幻想的な世界を生み出します。

 

クリスマスイブの夜、自宅でパーティが開かれ、賑やかなダンスを大人も子供も楽しんでいます。魔法使いのようにミステリアスな雰囲気の漂う、人形使いのドロッセルマイヤーおじさんは、子供たちにクリスマスプレゼントを配ります。クララは、不格好な「くるみ割り人形」をもらい、なぜかとても心惹かれるのでした。ところが兄のフランツがくるみ割り人形を貸してくれと取り合いになり、人形が壊れてしまったのです。クララは自分のドレスの白いリボンを人形に巻き、夜遅くまで一人で看病してあげます。真夜中の12時の鐘が鳴った時、なんとクララの体は小さくなり、人形ほどの大きさになってしまうのです。

 

するとどこからともなくねずみの王様が率いる軍隊と、それに対抗するおもちゃの兵隊たちが現われ、戦争を始めます。おもちゃの兵隊たちのリーダーは、クララの看病していたくるみ割り人形でした。激しい戦いの末、くるみ割り人形とねずみの王様の一騎打ちが始まります。劣勢だったくるみ割り人形をクララが助け、おもちゃの兵隊たちの勝利へと導いたのです。するとなんと、くるみ割り人形が凛々しい王子様に変身したではありませんか!

 

王子は自分を助けてくれたクララを、お菓子の国へと導くのでした。

 

途中の真っ白で幻想的な雪の国では、キラキラ輝く雪の精や、美しい雪の女王が踊っています。

 

お菓子の国に着くと、お菓子の国の女王「金平糖の精」が二人を歓迎し、各国のお菓子の踊りを披露してくれます。

スペインの踊り(チョコレート)、アラビアの踊り(コーヒー)、中国の踊り(お茶)、ロシアの踊り(トレバック:大麦糖の飴菓子)、フランスの踊り(ミルリトン:アーモンドクリームパイ)、花のワルツなど。甘やかで夢のような時間を過ごすクララですが、楽しい時間はあっという間に過ぎ…気が付くと、クララは自分の家のクリスマスツリーの下で目を覚ますのです。

クリスマスイブに美しい夢を見たクララは、傍らのくるみ割り人形を愛しそうに抱きしめ、幕が閉じます。

 

研究生たちは、8月の発表会に向けて一生懸命練習に取り組んでいます!

 

日時:8月5日(日) 午後1時30分開演予定

場所:八尾市文化会館 プリズムホール

で開催します。皆様是非会場に足をお運びください。

 

くるみ割り人形

 

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